- ベテランアナリストのピーター・ブラント氏は、ビットコインが2025年9月までに20万ドルまで上昇すると予測している。
- 過去の半減サイクルやボリンジャーバンド幅のようなテクニカル指標に基づくものを含む他の分析も、この先、価格が急騰することを示唆している。
40年以上の経験を持つアナリスト、ピーター・ブラント(Peter Brandt)氏は、現在進行中のビットコイン(BTC)の強気相場のピークは20万ドルになると予想しており、当初予想の12万ドルから大幅に上方修正した。
ブラント氏はXへの投稿で「15カ月のチャネルの上限を突き抜けたことで、2025年8月から9月に終了する予定の現在の強気相場サイクルのターゲットは、12万ドルから20万ドルに引き上げられる」と述べた。
ビットコインは2月26日に5万5000ドルを超えて上昇し、2022年11月と9月の安値、2023年4月と2024年1月の高値を結ぶトレンドラインで特定される15カ月チャネルを突破した。ブラント氏によると、価格が先週の安値である5万500ドルを上回っている間は、強気な見方が有効だという。
他にも、過去の半減サイクルやボリンジャーバンド幅のようなテクニカル分析指標に基づくものなど、いくつかの研究が今後の急騰を示唆している。
半減がアメリカのスポット型ビットコイン上場投資信託(ETF)への資金流入を継続させ、今後12カ月で価格を少なくとも10万ドルに押し上げる可能性があるという見方も多い。ビットコインのマイニング報酬半減は4月に予定されている4年に1度のイベントで、コインの生成レートは6.25BTCから3.125BTCに引き下げられる。
ブラント氏のXへの強気な投稿に、一部の市場参加者は2021年の強気相場でビットコイン保有者が使用した、永久的な相場上昇を示唆するXのバイラルミームである「レーザーアイ」でプロフィール写真を更新しようとしている。
しかしブラント氏によると、レーザーアイの復活は、しばしば相場の頂点で観察される個人投資家の熱狂を示唆する逆指標になるという。
「2021年と同じように、Xでのレーザーアイは逆の指標だと私は考える。皆、ビットコインの強気トレンドを維持したいのであれば、ソーシャルメディアのプロフィール写真にレーザーアイを採用しないでほしい。レーザーアイが多すぎるとKOD(Knoked out)になる」とブラント氏は警告した。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Peter Brandt / TradingView
|原文:Chart Expert Peter Brandt Raises Bitcoin’s 2025 Target to $200K on Channel Breakout