本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.8。先週は平均点の3.0ながら「方向感がないというよりも、上下どちらにも抜けそう」で「まず一度調整してからの上値トライ」かと申し上げた。実際、レンジの下限をトライするもサポートされて今度は上抜けると3日で200万円の急騰を見せた。その急激な上昇トレンドラインは下抜け、三角持ち合いでスピード調整を行っている格好。短期的にもう少し調整しても不思議はないが、長期的な上昇トレンドは継続か。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
(日足)
(4時間足)
先週、760~795万円のレンジをどちら方向にも抜けそうと指摘したが、まずレンジの下限をトライ、そこで切り返して上限を抜けると、3日で200万円の急騰となった。ただ足元では急騰時のサポートラインを下抜け三角持ち合い形成している。円建てで史上最高値を更新しており、上抜けした場合は1000万円など以外、目立ったレジスタンスが見当たらない。下抜けした場合はこの数日間の急騰の半値押しとなる860万円辺りがサポートとなる。
評点:3
移動平均線
ゴールデンクロス後、9MAが横向きとなったが、再び両線とも上向きに転じる強い形。
評点:5
一目均衡表
3役好転の買いサイン継続。解消しそうな雰囲気がしない
評点:5
ボリンジャーバンド
バンドウォークの強い上昇トレンドが発生したが、バンド外に突き抜けたローソク足がバンド内に戻る動きはバンドウォークの終了を示唆しているか。ただ、まだバンドがエクスパンションで上昇トレンドの終了は示唆していない。
評点:4
MACD
デッドクロスはダマしに終わり、ゴールデンクロス発生。
評点:5
RSI
小幅な調整でダイバージェンス解消。但し、まだ買われすぎの水準。
評点:1
評点
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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|編集:coindesk JAPAN
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