アメリカの前大統領であるドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は11日に出演したCNBCで、引き続きビットコイン(BTC)に対する見方が変化していることを示し、ビットコインを「通貨の追加の形式」と呼んだ。
トランプ氏は「それ(ビットコイン)はたくさん使われており、現時点で自分がそれを排除したいどうかは決めていない」と述べた。このコメントからは、トランプ氏のスタンスがビットコインを世界基軸通貨としての米ドルを脅かす「詐欺」と呼んだ2021年から明らかに変化していることが読み取れる。
この日のトランプ大統領のコメントは、ビットコインが「独り歩き」しており、おそらく規制が必要になるだろうと述べた先月の発言に続くものだ。
2024年大統領選挙で共和党のトップを走るトランプ氏は確かに、ビットコインのマキシマリストになったり、ビットコインへの一時的な関心を超える何かを示したりはしそうにない。同氏は、 「私は一つの通貨を望んでいる。ドルを望んでいる。人々がドルを離れることを望まない」とした上で、自身が提供するNFTの一部に寄せられている大きな関心についてコメント。 「人々はこうしたもの(NFT)に夢中になっている。これらの非常に多くがこの新しい暗号資産で購入されており、その金額は信じられないほどだ」と述べた。
トランプ氏は、「各国がドルを離れることは許さない」とし、アメリカが基軸通貨としての地位を失うことは「独立戦争に負けるようなもの」になるからだと説明した。
トランプ氏は暗号資産ベースの予測市場であるポリマーケット(Polymarket)上でトランプ氏の勝利を予想する人が優勢であることを示すスクリーンショットを定期的に投稿している。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Jon Tyson/Unsplash
|原文:Donald Trump Sounds More Constructive on Bitcoin