- マイクロストラテジーのエグゼクティブ・チェアマン、マイケル・セイラー氏は、ビットコインは将来、金を圧倒すると語った。
- ビットコインは、金の素晴らしい属性をすべて備えていながら、欠点は受け継いでいないと同氏は指摘。
- 3月11日、同社は1万2000BTCを追加購入し、総保有高は20万5000BTCに達した。
3月11日、1万2000BTCの追加購入を発表した後、CNBCに出演したマイクロストラテジー（MicroStrategy）のエグゼクティブ・チェアマン、マイケル・セイラー（Michael Saylor）氏は、ビットコイン（BTC）は将来、金よりもはるかに価値のある資産になるだろうと語った。
「ビットコインは、少なくともデジタルゴールドであることは間違いなく、そればかりか金を圧倒するだろう」とセイラー氏は語った。
「金の素晴らしい属性をすべて備えていながら、欠点は何一つ受け継いでいない」
よく知られた例としてセイラー氏は、金はビットコインと違ってニューヨークから東京に数分で簡単に移動させることはできないと述べた。また同氏は、ビットコインはS&P500の値動きに連動する「SPDR S&P500 ETF」などのリスク資産から資金を流出させ、ブラックロック（BlackRock）が「グローバル・アロケーション・ファンド（Global Allocation Fund）」でビットコインETFの取得を計画しているのと同様に、ビットコインは既存のファンドに組み入れられ始めると予測した。
ビットコインの時価総額は11日時点で1.4兆ドル（約210兆円）を超え、銀を抜いて世界で8番目に価値のある資産となった。ただし、14.7兆ドル（約2205兆円）という途方もない価値を持つ金の価値に達するまでには、まだまだ長い道のりがある。
さらにセイラー氏は、4月に予定されているビットコインの半減期に触れた。半減期によってブロック報酬は50％削減され、現在の1日あたり900BTCから450BTCが市場に出回ることになる。
「投資家の需要に応えるために、ビットコインの価格は上昇することになる」
マイクロストラテジーは11日、8億ドル（約1200億円）強で1万2000BTCを買い増し、保有高が20万5000BTCに達したと発表。ブラックロックのビットコインETF「iシェアーズ・ビットコインETF（IBIT）」は8日、保有高が約19万6000BTCにのぼり、一時的にマイクロストラテジーを上回っていた。
｜翻訳・編集：行武 温
｜画像：CoinDesk
｜原文：Bitcoin Is Going to Eat Gold’: MicroStrategy’s Michael Saylor
※編集部より：タイトル、本文を一部修正し、更新しました。
