- ミームトークンは、ジョークコインからあらゆるブロックチェーンのデジタル文化を代表するセクターへと急速に移行しつつあり、現在では主要な財団がこのようなトークンの成長に直接投資している。
- アバランチが最初に選んだのは、犬をテーマにしたkimbo(KIMBO)、ニワトリをテーマにしたCoq Inu(COQ)、ヤモリをテーマにしたGecko(GEC)、テクノロジー・ジョーク・トークンのTECH、そしてAvax has no chill (NOCHILL)だ。
アバランチ・ブロックチェーンを管理する非営利団体のアバランチ財団(Avalanche Foundation)は3月14日、一定の基準に基づいて5つのアバランチベースのトークンに資本を投下し、今後もこのような投資を継続する意向だと発表した。
選ばれたのは、犬をテーマにしたkimbo(KIMBO)、ニワトリをテーマにしたCoq Inu(COQ)、ヤモリをテーマにしたGecko(GEC)、テクノロジー・ジョーク・トークンTECH、そしてAvax has no chill(NOCHILL)だ。
これらのトークンは過去数カ月に発行され、1日の取引高は数百万ドルに達している。アバランチの情報公開後、ミームコインは市場全体の下落に反して60%も急上昇した。
DEXToolsのデータはさらに、新しいミームトークンの発行の増加と並んで、アバランチベーストークンの取引高の急増を示しており、新しい人気トークンが次に財団から選ばれることを期待していると見られる。
発表後、アバランチベースの分散型取引所(DEX)トレーダージョー(Trader Joe)の取引高は13日の5300万ドル(約80億円、1ドル=150円換算)から14日には6500万ドル(約98億円)に増加した。ただし、これらの取引高はすべてのトークンを含んでいる。
アバランチはこれらのミームトークンをコミュニティコインと呼んでいる。同財団は「コミュニティコインは今日、Web3の重要な試金石になっている。コミュニティコインは、多様な暗号資産(仮想通貨)コミュニティの楽しさ、スピリット、独自性、関心を表している」と述べている。
COQは12月、ミームコインの熱狂の中、アバランチのミームコインのヒット商品になった。ある1人のトレーダーが発行直後に450ドル(約6万7500円)強でCOQを取得し、それを数週間で250万ドル(約3億7500万円)以上にすることに成功し、その後、COQの明らかな成功を模倣する何千もの希望に満ちたミームがネットワーク上に展開された。
ミームコインは、ブロックチェーン純粋主義者の間では市場の詐欺的な一部分と見なされることが多いが、著名なブロックチェーンチームからの投資に導かれたこのニッチの成功は、このようなトークンへの投資に関連する偏見を変え始めている可能性がある。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:Avalanche Foundation Snaps Up KIMBO, COQ, and Three Other Tokens as First Meme Coin Investment