有名トレーダーGCRがドッグウィフハットのモチーフ写真を400万ドルで購入──WIFが上昇
  • ピンクのビーニー帽をかぶった犬、アチのオリジナルの写真は、暗号資産オークションプラットフォームのファウンデーション上で1210ETFで売却された。影響力のあるトレーダーのGCRが落札した。
  • GCRは市場の洞察や正確な予測を行うことで有名で、暗号資産コミュニティでの評価が高い。GCRがオークションに参加したことにより、WIF価格が10%上昇した。

ソラナブロックチェーン上で発行され、大ヒットしたミームコインであるドッグウィフハット(WIF)のモチーフとなったオリジナルの写真が、暗号資産(仮想通貨)界隈でGCRとして知られる影響力のあるトレーダー、Gigantic Rebirth氏によって400万ドル(約6億円、1ドル150円換算)相当のイーサリアム(ETH)で購入されたようだ。

ピンクのビーニー帽をかぶった犬、アチ(Achi)の写真は、暗号資産オークションプラットフォームのファウンデーション(Foundation)に開始価格0.15ETHで出品された。「小さな帽子をかぶったアチの写真は瞬く間にインターネットを席巻し、今ではWIFと呼ばれるミームコインとして世界中の人々の心を捉えている」と説明には書かれている。

このオークションではすぐに、「PleasrDAO」という別名を使ったGCRと暗号資産プロジェクトのMemelandの間で入札合戦となった。1時間近く入札が行われた後、GCRが1210ETHで落札した。

暗号資産投資家のX(旧Twitter)アカウントである@cryptopathicは、自身のチームが最初にオークションを設定したと述べ、その後の投稿でGCRが落札したことを確認した。

GCRは、2021年から2022年にかけて破綻した暗号資産取引所FTXにおいて大きな実現利益を上げたトップトレーダーの1人となり、的確な市場分析や数カ月前に市場の動きを予測する能力を求めるXユーザーの間で人気となった。

GCRは、過大評価されていると考えた人気のトークン30種類を空売りし、2022年の市場の最高値を正確に見極めた数少ないトレーダーの一人として名声を高めた。

GCRの身元は明らかにされておらず、2023年4月にXの使用を停止したが、その投稿はXで引用され続けている。

WIFの価格は、GCRとのつながりに後押しされ、過去1時間で10%上昇した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Dogwifhat
|原文:Influential Trader GCR Buys Original Dogwifhat Meme for $4M; WIF Rises