NBAオールスターのタイリース・ハリバートン(Tyrese Haliburton)選手は、給与の一部を暗号資産(仮想通貨)で受け取ることを検討するだろうと語った。
インディアナ・ペイサーズでポイントガードを務める24歳のハリバートン氏は、2024年の「NBAスラムダンクコンテスト」チャンピオンのマック・マクラング(Mac McClung)選手と共に参加したCoinDeskとのインタビューで、自身の暗号資産経験について語った。
「『絶対にない』とは言いたくない」と述べるハリバートン氏。
「スケジュール的にデイトレードはできないが、兄弟はよくやっている。だから暗号資産で受け取った契約金の大部分を兄弟に渡してデイトレードさせ、市場の下落に注意を払わせている自分の姿も想像できる。そうする可能性は十分ありえる」
マクラング氏も「可能性はあり得るだろう」と述べた。
毎年恒例のNBAオールスターウィークエンドに参加した両選手は、コインベース(Coinbase)が主催する「ムーンショット(moonshot)」というイベントで暗号資産を”直接”体験した。このイベントでは、特注のドーム内でファンや選手が”暗号資産のスピード”でシュートを決めるチャレンジをした。
「すべてのテクノロジーがとてもクールだった」とハリバートン氏は語った。
プロバスケットボールと暗号資産は以前からつながりがあった。ロサンゼルス・レイカーズとクリッパーズはCrypto.comアリーナでプレーし、マイアミ・ヒートはFTXの破綻に伴い改名される前のFTXアリーナでプレーしていた。
「NBAで暗号資産の存在感は間違いなく増している。特にコインベースとNBAがパートナーシップを結んでからは、ブランド名を目にする機会が増えたので最近では暗号資産が話題に挙がることも多くなったように感じる」とハリバートン氏は述べた。
「選手だけではなく、コーチや警備員など、すべての人の間で話題になっている」
ハリバートン氏は、初めて知った暗号資産はビットコイン(BTC)だったが、NFTの大半をホストするイーサリアム(ETH)に惹かれていったという。
「ビットコインのことは数年前に耳にした。スペンサー・ディンウィディー(Spencer Dinwiddie)がNBAで初めて言及し、当時私は大学生だった」とハリバートン氏は述べた。
「最初にイーサリアムに手を出したのは、NFTを取引するのに使っていたブロックチェーンだったからだ。イーサリアムにはかなり投資してきた。ビットコインは暗号資産のブルーチップ(優良銘柄)だから、ビットコインにも投資したい」
|翻訳・編集:行武 温
|画像:Tyrese Haliburton (Coinbase Moonshot)
|原文:NBA All-Star Tyrese Haliburton Talks Ethereum and Potentially Receiving Salary in Crypto