- ビットコインブロックチェーンの取引手数料が大幅に下落している。
- ルーンズNFT(Runes NFT)コレクションのフロア価格も下落。ルーンズは、半減期後の手数料収入を維持するものになると思われていた。
ビットコイン(BTC)は、6万5800ドル付近の横ばいで週をスタート、一方、取引手数料は半減期直後には大幅に上昇したが、すでに大幅に下落している。
Mempool.spaceのオンチェーンデータによると、中程度の優先度の取引手数料は現在8.48ドル、高い優先度の取引手数料は9.32ドル。
半減期直後は、中程度は146ドル超、高い優先度の取引手数料は170ドルに達した。
ハッシュレート・インデックス(Hashrete Index:ハッシュレートからマイナーが期待できる収益を予測するためにLuxorが作成した指標)も、182.98ドルから、半減期前を下回る81ドルまで下落した。
ビットコインマイナーは、半減期によって収益は大幅に減少すると予想していたが、半減期と同じタイミングにローンチされたケイシー・ロダーモー(Casey Rodarmor)氏のルーンズ(Runes)プロトコル(ビットコインブロックチェーン上でトークン発行を可能にする新プロトコル)は、オンチェーンでの活発な動きを考えると、収益減少に対するある種の解決策になると思われていた。
だが、半減期後のこの数日、マジックエデン(Magic Eden)によると、ルーンストーンNFT(runestone NFT)コレクションのフロアプライスは24時間で約50%下落し、約0.037BTC。一方、CoinGeckoのデータによると、Bitcoin PulletsやNodeMonkesなどのオーディナル(ordinal)コレクションはそれぞれ11%、8%上昇した。
オーディナルコレクションはかなりの取引手数料を生み出しているが、ルーンズは多くの人たちの期待とは違ったようだ。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:data.hashrateindex.com
|原文:Bitcoin Transaction Fees Come Crashing Down Post Halving