- ファルコンXが与信枠と取引所外決済を備えた倒産隔離カストディサービスを発表した。
- デリバティブ取引所のデリビットがファルコンXのプライムコネクトを統合した最初の取引所となる。
機関投資家向け暗号資産(仮想通貨)取引会社のファルコンX(FalconX)は、機関投資家の資金が規制された倒産隔離カストディに保管されたまま、取引所での取引を可能にする新しいプライムブローカレッジサービスを導入した。
4月23日に発表されたファルコンXのプライムコネクトは、取引後決済、機関投資家レベルの与信枠、ポートフォリオ証拠金も含むと同社はCoinDeskと共有したプレスリリースで述べた。世界有数の暗号資産オプション取引所であるデリビット(Deribit)は、ファルコンXのプライムブローキングとカストディソリューションを統合した最初の取引所になった。
FTXの破綻を受けて、暗号資産業界は顧客資産を取引所、ブローカー、取引会社から完全に分離されたカストディに保管する必要性に気づいた。
ファルコンXのプロダクトマネージャー、ヴィベク・チャウハン(Vivek Chauhan)氏は声明で「我々はデリビットでプライムコネクト(Prime Connect)を開始できることをうれしく思っており、金融機関が取引所で取引しながら自信を持ってデジタル資産ポートフォリオを拡大できるようにするプライムサービスのフルスイートを提供することを楽しみにしている」と述べた。
Hyperitmなどの取引会社は、デリビットでの取引にプライムコネクトを使用している。ファルコンXは、このサービスは今後数カ月以内に他の取引所とも統合される予定だと述べた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:ファルコンXのCEO、ラグー・ヤーララガッダ氏。(FalconX)
|原文:Crypto Trader FalconX Unveils Institution-Friendly Custody, Trading and Credit Services