- 中国のデジタル人民元のリーダーだった人物が、法律違反の疑いで調査を受けていると報じられた。
- 彼は現在、中国証券監督管理委員会の幹部だ。
中国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)プロジェクトの立役者であるヤオ・チエン(Yao Qian)氏が、「規律違反と法律違反」の疑いで調査を受けていると、国営の上海証券報が4月26日に報じた。
ヤオ氏は、中国人民銀行(PBoC)によるデジタル人民元の発行プロジェクトを主導し、世界の他の主要な国と地域がCBDCの検討を開始する一因となった。彼は2018年に中央銀行を退職し、その後、中国証券監督管理委員会に在籍している。
記事では、「中国証券監督管理委員会科学技術監督局長兼情報センター所長のヤオ・チエン氏は重大な規律違反と法律違反の疑いがあり、現在、中央委員会の調査を受けている」と述べた。
「中国証券監督管理委員会の国家規律検査委員会規律検査監督チームによる規律審査と広東省汕尾市監督委員会による監督調査を受けている」とされるが、ヤオ氏に対する容疑の詳細は明らかにされていない。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Ex-Head of China’s Digital Yuan Effort Facing Government Probe: Report