MarketVector、人気のミームコインを追跡するインデックスを開始
  • MarketVectorは、年間ベースで195%上昇するミームコイン・インデックスを開始した。
  • 構成銘柄には、ドージコイン、柴犬コイン、ぺぺコイン、フロキ、ドッグウィフハット、 ボンクが含まれる。

ヴァンエク(VanEck)のMarketVectorはミームコインの流行に乗り、非常に人気のあるトークンカテゴリーに基づく新しいインデックスを開始した。

MarketVectorのミームコイン指数はMEMECOINというシンボルで取引され、上位6つのミームトークンを追跡する。ミームコイン指数の最大保有銘柄は、ドージコイン(DOGE)、柴犬コイン(SHIB)、ぺぺコイン(PEPE)でその他の保有銘柄には、ドッグウィフハット(WIF)、フロキ(FLOKI)、ボンク(BONK)がある。

構成銘柄のパフォーマンスに基づくと、MarketVectorの新インデックスは年間ベースで195%以上上昇することになる。比較のため、ステーブルコインを除く時価総額の大きな20のトークンを測定するコインデスク20指数(CD20)は同期間に97%上昇しており、ビットコイン(BTC)は123%上昇している。

CoinGeckoによると、ミームコインの時価総額は510億ドル(約7兆9000億円、1ドル=155円換算)で、MarketVectorのインデックスはそのうちの446億7000万ドル(約6兆9200億円)を追跡している。

以前CoinDeskの取材に応じた一部の投資マネージャーは、ミームコインの流行はソラナ(Solana)ネットワークの手数料の低さから続くと見ており、イーサリアム(Ethereum)の高い手数料によって妨げられた以前のミームコインの流行とは異なり、ユーザーは大きな利益を得る可能性のある小さな賭けを行うことができる。

最近、ミームコインと政治を融合させたPoliFiと呼ばれる新しいカテゴリーが脚光を浴びている。選挙シーズンが盛り上がる中、この新しいトークンカテゴリの時価総額は5億8600万ドル(約908億円)に急増した

特にBODENというトークンは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)元大統領が選挙イベントでそれについてコメントした後、16%上昇しており、トランプ氏をテーマにしたMAGAは28%、TREMPは142%、それぞれ上昇している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:柴犬はいくつかのミームコインにインスピレーションを与えている。(Atsuko Sato)
|原文:VanEck’s MarketVector Starts Index to Track the Largest Meme Coins