NTTドコモは、海外でWeb3サービスなどを展開するために海外事業を統括する新会社を設立する。日経新聞が10日朝、伝えた。
国内ではマーケットの成熟化やキャリア間の競争から、携帯通信収入が伸び悩んでおり、海外でWeb3サービスや、通信ネットワークを低コストで構築できるOpen RANに取り組み、新たな収益源を開拓していくという。
Open RANは、モバイルネットワークに使用する機器の仕様をオープン化し、仮想化技術などを使ってベンダーを超えた相互接続を可能とし、低コスト化や柔軟なシステム構築を実現するもの。日本では、楽天モバイルが積極的に取り入れている。
NTTドコモは2022年に、今後5〜6年で5000億円〜6000億円規模の投資を行うと発表。日本のWeb3を加速させた。海外からも大手企業のWeb3への取り組みとして注目を集めている。2023年には、Web3を推進する子会社としてNTT Digitalを設立している。
日経新聞によると、10日午後に正式に発表。社名は「ドコモグローバル」で、栗山浩樹副社長が社長に就任するという。
|文:CoinDesk JAPAN編集部
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