本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は4.0。前回、調整局面入りを首の皮一枚で回避したが、まだ本当に回避できたかは勝負がついておらず、一目の雲の上下どちらに出るかではっきりする5月16日が正念場と申し上げた。すると、それまで一目の雲の下限に張り付いていたローソク足が、同日急反発し雲の上に抜けた。
これで、前回跳ね返された半値戻しをクリア、全値戻しに向け視界良好と言いたいところだが、その前に4月22日の戻り高値1040万円が最後の関門として残る。ここを抜ければ勝負ありと言えそうだ。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
1100万円から880万円の半値戻し990万円をクリア、ネックラインが斜めになっているが一応ヘッドアンドショルダーを形成。ただ4月22日の戻り高値1040万円が最後の関門で、ここをクリアすれば、晴れて1100万円の史上最高値が見渡せるようになる。
評点:4
移動平均線
ようやくゴールデンクロス。
評点:5
一目均衡表
雲の下限で何とかサポートされ、いつ下抜けても不思議がない格好だったが、雲の上下どちらかに抜ける正念場と指摘した5月16日に見事に反発、雲の上に出た。しかし、一時、出現した3役好転は消滅、まだ雲も薄いので安心は禁物か。
評点:4
ボリンジャーバンド
上向きのバンドウォークが始まったようにも見えるが、前々回に勇み足だったことを勘案、今回はまだ方向感出ていないと評価する。
評点:3
MACD
前回出現したゴールデンクロスはダマしではなかった。
評点:5
RSI
50近辺で方向感なし。
評点:3
評点
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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