5月20日の米国取引時間中の上昇により、72時間にわたる静かな暗号資産市場の値動きに終止符が打たれ、ビットコイン(BTC)は5週間以上ぶりに6万8000ドルを突破した(日本時間21日19時には、7万1000ドル付近まで上昇している)。
上昇を牽引したのはソラナ(SOL)で当記事執筆時点、24時間で7%上昇し、5週間ぶりの高値をつけた。これはビットコインの2.6%上昇とCoinDesk 20 Index(CD20)の2.8%上昇を上回った。
下落相場が反転する前、5月18日には米政府が予想よりも低い4月のインフレデータを発表、また四半期ごとの機関投資家の情報開示によりウィスコンシン州年金基金や多くの有力ヘッジファンドがビットコインETFに注目していることが明らかになった。
ビットコインは6万ドルをわずかに超えたところから、週明けには6万6000ドルを超えるところまで上昇した。
この上昇に伴い、ビットコインETFへの多額の資金流入が再開した。HODL Capitalによると、先週は1万4389BTCが追加され、3月以来の好調な動きを見せた。
5月17日、Grayscale Bitcoin Trust(GBTC)の運用会社であるグレイスケール(Grayscale)は、マイケル・ソネンシャイン(Michael Sonnenshein)CEOの退任を発表した。この動きは、同社がGBTCからビットコインが流出している現状とは対照的に、GBTCの資産拡大に再び目を向けている可能性を示している。
|翻訳・編集:Yuta Takahashi
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|原文:Bitcoin Breaks Out Above $68K as Solana’s 7% Gain Leads Crypto Rally