- アメリカのビットコイン現物ETFは22日、保有量が85万BTC超となり過去最高を記録。4月初旬に達成した84万5000BTC超の記録を更新した。
- 各社のETFの中で、グレイスケールのGBTCが200億ドルを超える最大量を保有し、次いでブラックロックのIBITが196億ドルを保有している。一方、ハッシュデックスのビットコインETFは1200万ドルで最小。
アメリカのビットコイン現物ETF(上場投資信託)は現在、過去最高となる85万707BTCを保有しており、4月初旬に達成した84万5000BTC超の過去最高記録を更新した。
@HODL15Capitalが追跡したデータによると、ビットコイン現物ETFの中で、グレイスケール(Grayscale)のGBTCが依然として最も多い28万9300BTCを保有しており、200億ドル(約3兆1000億円、1ドル155円換算)以上に相当する。これに僅差で、大手資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のIBITが続き、196億ドルに相当する28万3200BTCを保有している。
📊 UPDATED #Bitcoin ETFs schedule $IBIT $FBTC $ARKB $BITB $BRRR $BTCO $HODL $EZBC pic.twitter.com/CSyUMUNcgd
— HODL15Capital 🇺🇸 (@HODL15Capital) May 23, 2024
現物ETFは22日に8日連続の純流入を達成し、この期間に2万4500BTC以上を取得した。これは過去数週間の動きからほぼ180度変化している。これまでは、最大手のETFの一部では流入がゼロになっており、日によっては純流出も見られていた。
センチメントの変化
22日に暗号資産業界はアメリカにおいてこれまでで最大の政策勝利を達成していた。民主党が党派を超えて支持したことで、下院がデジタル資産市場の規制を確立させる広範な法案である「21世紀のための金融イノベーションおよびテクノロジー法(FIT21)」を賛成279対反対136で承認した。主要な暗号資産法案が上院・下院のいずれかを通過したのは今回が初めて。
他の材料としては、今週アメリカでイーサリアム現物ETFが承認されると強気派が広く予想していることがある。突然の政策転換により、一部のアナリストが承認確率を以前の25%から75%以上に引き上げていた。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:U.S. Bitcoin ETF Holdings Hit New High of More Than 850K Tokens