本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は4.2。前回、指摘した最後の1040万円を抜け勝負あり、全値戻しを達成。その勢いで2か月半続いたレンジを上抜けたが、一文新値気味に失速。レンジ上抜けがダマしである可能性を残す。一目の3役好転、ボリンジャーのエクスパンションなど複数の指標が上昇トレンド入りを示唆しており、上抜けは本物と思いたい。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
前回「4月22日の戻り高値1040万円が最後の関門で、ここをクリアすれば、晴れて1100万円の史上最高値が見渡せる」と申し上げたが、見事に史上最高値を更新した。
上昇相場の中の下降チャネル、いわゆる上昇フラッグを上抜け、上昇。その勢いで2か月半続いた900~1100万円のレンジを上抜けたが失速、レジスタンスだった1040万円にサポートされている。
まだ一文新値でレンジ取引に戻る可能性もあり楽観はできないが、強い形であることは間違いない。
評点:4
移動平均線
ゴールデンクロス、両線上向き。
評点:5
一目均衡表
雲を上抜け、遅行線もローソク足を上抜け、3役好転。雲の中に入っていたもみ合い圏からの脱出を示唆。
評点:5
ボリンジャーバンド
前回「上向きのバンドウォークが始まったようにも見えるが、前々回に勇み足だったことを勘案、今回はまだ方向感出ていないと評価」したが、バンドウォークが正解だった。
バンドウォークは一巡した模様だが、バンドはエクスパンションしており上昇トレンドに転じている。
評点:4
MACD
ゴールデンクロスだが、やや両線の感覚が狭まっている。
評点:4
RSI
50台、買われすぎではない。
評点:3
評点
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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