DOGEやFLOKI、WIFなどのミームコインが上昇──ゲームストップ株の急騰を受けて
  • フロキとドッグウィフハットはアジア取引時間開始から8%も上昇している。
  • ゲームストップの株価上昇は、ミームコインの上昇に先行することが多い。

ビデオゲーム販売のゲームストップ(GameStop)の株価が市場前取引で19%以上急騰したことを受け、5月28日に犬をテーマにしたいくつかのトークンが上昇に転じた。

イーサリアムとソラナブロックチェーン上のトークン、フロキ(FLOKI)とドッグウィフハット(WIF)はアジア取引時間の開始後、それぞれ8%も上昇した。ドージコイン(DOGE)は過去4時間で2%上昇し、ボンク(BONK)は5.5%上昇した。

犬をテーマにしたミームコイン。(CoinGecko)

ミームトークンは、ゲームストップや映画館チェーンのAMCエンターテインメント・ホールディングス(AMC Entertainment Holdings)などの銘柄の動きを反映する傾向がある。投資家の中には、こうした動きを高揚感の兆候として受け止める人もおり、特定の銘柄やミームコインにまつわる非合理的な取引につながる可能性がある。

モグ(MOG)の開発者であるShisui氏は2021年のインタビューで、CoinDeskに対し、「ゲームストップ株のブームがDOGEや他のミームコインに波及した」と語った。

DOGEやFLOKIなどのトークンは、リテールトレーダーのキース・ギル(Keith Gill)氏によるXへの投稿を受け、5月第2週に30%も急騰した。ギル氏のカルト的な人気は、2021年の悪名高いゲームストップのショートスクイーズに貢献した。

ゲームストップのオプションを購入することで、2019年から2021年の間に5万8000ドル(約900万円、1ドル=155円換算)を推定5000万ドル(約77億5000万円)に変えたギル氏は、3年ぶりに自身のXアカウントの@TheRoaringKitty から投稿し、株価の上昇に火をつけた。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Dogecoin
|原文:Dogecoin, Floki, Dogwifhat Start to Surge as GameStop Jumps 19% in Pre-Market