ビットコイン(BTC)は6月3日、一時7万ドルを超え、過去1週間で初めてこのレベルに達したが、その後、通常の取引レンジに戻り、横ばい推移を続けた。当記事執筆時点では6万9200ドル付近、24時間で2%上昇している。
イーサリアム(ETH)はほとんど値動きを見せず、3800ドル弱となっている。広範な市場を反映するCoinDesk 20 Index(CD20)は24時間で1.6%上昇した。
ビットコインおよび暗号資産(仮想通貨)市場は、3月にビットコインが7万3000ドル超の史上最高値を記録して以来、2カ月以上にわたって横ばい推移となっている。
「この調整フェーズは現在、終わりに近づいているようだ」とBitfinexのアナリストは3日のマーケットアップデートで述べた。
レポートによると、ビットコインが史上最高値から調整フェーズとなった主な理由は、長期保有者による売却だが、ブロックチェーンデータは、長期保有者が2023年12月以来、初めてビットコインを買い集め始めたことを示しているという。
また、ビットコインおよびイーサリアムを買い集めているアドレス数も過去1カ月で増加しており、価格は横ばいとなっているにもかかわらず強気センチメントが高まっているサインとBitfinexのアナリストはCryptoQuantのデータを引用して述べた。
暗号資産分析会社Swissblockは、7万ドルと7万3000ドルのレベルがビットコインの上値を抑える大きなレジスタンスとなっていると指摘。「短期的な反落は買いの機会と見なされており、6万7000ドルのレベルが信頼できるサポートとして機能している」とレポートに記した。
来週は、重要なインフレデータの発表とFOMC(連邦公開市場委員会)の会議(6月11日-12日)がボラティリティを引き起こす可能性があり、「注目すべき週となるかもしれない」と暗号資産デリバティブの主要トレーダーであるArbelos Marketsの共同創業者ジョシュア・リム(Joshua Lim)氏は米CoinDeskに語った。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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|原文:Bitcoin Knocks on $70K Level; Bitfinex Hopeful Selling Pressure That Sparked a Correction Is Ending