- ルートストックは、ビットコインネットワークにDeFi機能を導入することを目指すプロジェクトの中で最も確立されたものの1つ。
- ルートストックは、ビットコインと1:1でペッグされたRBTCトークンを使用している。
- 同じくDEXのユニスワップはこれより6か月前にルートストックに導入されていた。
6日木曜日にCoinDeskに共有された発表によると、分散型取引所(DEX)のスシスワップ(SushiSwap)は現在、ビットコインネットワークのサイドチェーンであるルートストック(Rootstock)で稼働している。
2018年に立ち上げられたルートストックは、イーサリアムやBNBチェーンなどのネットワークで知られる分散型金融(DeFi)機能をビットコインネットワークに導入することを目指すプロジェクトの中で最も確立されたものの1つ。
ルートストックは、イーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性のある最初のビットコインサイドチェーンを名乗っている。EVMは、イーサリアムプロトコルを動かすスマートコントラクト実行ソフトウェアであり、コンピューターのオペレーティングシステムに相当する。
ルートストックの目標は、ビットコインネットワークのセキュリティとイーサリアムネットワークのスマートコントラクト機能を組み合わせて、Dapps(分散型アプリケーション)を構築・展開するためのプラットフォームを提供することだ。
ルートストックは、ビットコインと1:1でペッグされたRBTCトークンを使用する。
同じくDEXのユニスワップ(Uniswap)はこれより6か月前にルートストックに導入されていた。なお、スシスワップはユニスワップのフォークとして誕生したもの。
DeFi Llamaのデータによると、ルートストックのブリッジされた預かり資産(Total Value Locked:TVL)は4億5000万ドル(約697億5000万円、1ドル155円換算)強。
2023年初め以来、歴史的にイーサリアムネットワークなどの領域だった機能をビットコインネットワークに広げる動きが加速している。
出発点となったのはOrdinalsプロトコル。これによりビットコインネットワークで一種のNFTを発行して保存できるようになり、そこからビットコインネットワークにスマートコントラクトを導入するための取り組みが数多く行われてきた。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Willy Sietsma/Pixabay
|原文:Decentralized Exchange SushiSwap Goes Live on Bitcoin Sidechain Rootstock