リップル「XRP Ledger 日本・韓国ファンド」設立、両国でのイノベーションを支援

エンタープライズブロックチェーンや暗号資産ソリューションを手がけるリップル(Ripple)は6月11日、同社のブロックチェーンであるXRP Ledger(XRPL)の日本と韓国におけるイノベーションを支援するためのファンド「XRPL Japan and Korea Fund(XRP Ledger 日本・韓国ファンド)」を設立すると発表した。

リップルはすでに、XRPLエコシステム発展のための助成金プログラムとして、10億XRPを投じることを発表し、開発者助成金プログラムや起業家向けプログラムを展開している。今回の取り組みはこのプログラムの一つであり、ファンドの設立によって「10億XRPの多くの割合が日本と韓国の市場における支援に割り当てられることになり、長期的にみると数千万ドルの投資にわたります」とリリースには記されている。

日本と韓国は、強力な金融機関、事業会社とのパートナーシップ、革新的なスタートアップ企業、先進的かつ積極的な規制の枠組みによって、世界のXRPLコミュニティの中でも最も勢いがあり急成長している市場という。

同ファンドは、XRPLの両国におけるイノベーションを促進するために「企業とのパートナーシップ」「開発者への資金提供」「スタートアップ企業への東進」「コミュニティサポート」を支援する。

リップルの戦略イニシアチブ担当バイスプレジデント、吉川絵美氏はリリースで「このファンドのローンチは、日本と韓国がブロックチェーン・イノベーションにおいて極めて重要な地域であるというリップルの強い信念を表しています。私たちは、このファンドがこれらの活気ある市場に変革をもたらすことを楽しみにしています」と述べている。

|文:CoinDesk JAPAN編集部
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