アニモカブランズジャパン、NFTローンチパッド「SORAH by Animoca Brands Japan」を6月18日より提供開始

アニモカブランズジャパン(Animoca Brands Japan、Web3分野への大規模な投資や、独自のWeb3エコシステムを構築する香港のAnimoca Brandsの戦略的子会社)は、NFTローンチパッド「SORAH by Animoca Brands Japan」の提供を6月18日より開始する。

第一弾販売として、「San FranTokyo」のPFPコレクション「San FranTokyo Visions」、および「The Sandbox」シリーズの「Captain Tsubasa Team Collection」と「SHIBUYA109 FASHION COLLECTION」を販売するという。

「SORAH by Animoca Brands Japan」は、リリースによると、魅力的なプロジェクトやクリエイターたちが発行するNFTの販売機会を提供することを通じて、その活動を支援するプラットフォーム。さらに同社が販売戦略やマーケティングなどを多角的に支援するとしている。

また初めてNFTを購入する人でも簡単に取引できるように「Web2フレンドリーなUIを採用」、さらに今後、ユーザーが様々な特典を受けることができるロイヤルティプログラムの提供も予定している。

アニモカブランズは、Web3マスアダプションに向けて、同社の投資先が参加するプロジェクト「モカバース(Mocaverse)」を展開している。モカバースは多面的な側面を持つプロジェクトだが、その中核となるのは、DID(分散型ID)「Moca ID」。ユーザーがお気に入りのWeb3サービスに「Moca ID」を使ってログインし、その後、広大なWeb3空間(もちろん、アニモカブランズが連携させたもの)を自由に移動するような姿を描いている。

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またNFTは、人気が盛り上がり、高額取引が話題となった後、低迷が続いているが、その一方で、企業のマーケティングにおける活用、特にロイヤルティプログラムへの活用が模索されている。

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日本では、地方創生、具体的には「ふるさと納税」でのNFT活用も試みあれている。

アニモカブランズジャパンのNFTローンチパッド「SORAH by Animoca Brands Japan」のスタートは、そうした状況をあと押しすることにつながる。またアニモカブランズ、そしてアニモカブランズジャパンにとっては、「Moca ID」を広げるための大切な第一歩となるだろう。

|文:増田隆幸
|画像:リリースより