レイヤー2ネットワークのポリゴン(Polygon)は、エコシステム内の開発者を支援するプログラム「Community Grants Program」を開始した。ポリゴンラボ(Polygon Labs)が11日に発表した。プログラムは、今後10年間で10億POLを開発者に提供するという(POLは、ポリゴンの現行のトークンMATICからまもなく置き換わる新しいトークン)。
プログラムは11日にスタート、まずは3500万トークン(11日時点で2300万ドル、約36億円・1ドル=155円換算)が配布対象となった。ポリゴンは、MATICをPOLに移行中、そのため最初に配布されるトークンはMATIC建てになるという。
プログラムは、ポリゴンの「Community Treasury」から提供される資金を活用し、今後10年にわたって毎年約1億POLが提供される。
プログラムの参加希望者には、2つのコースが用意されている。1つ目は「General Grant Track(一般助成金コース)」で、ポリゴン上で何かを構築しようとする開発者向け。2つ目は「Consumer Crypto Track(消費者向け暗号資産コース)」で、ゲーム、分散型ソーシャルアプリ、AIとブロックチェーンの統合、NFTイノベーションなど、暗号資産(仮想通貨)の普及を促進するプロジェクトに焦点を当てている。
「助成金プログラムは、ポリゴンを強力、かつコミュニティがガバナンスするチェーンを集約したネットワークにすることを目指す計画に沿って実行される」とポリゴンはブログに記した。
|翻訳:廣瀬優香
|編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:ポリゴンの共同創設者サンディープ・ネイルワル氏(Danny Nelson/CoinDesk)
|原文:Polygon Creates New Grants Program, 1B POL Unlocked Over 10 Years