国営「フランス電力」の子会社、ブロックチェーンのバリデーターに
  • フランス電力(EDF:2023年6月にフランス政府が完全国有化)の子会社Exaionは、Cronosブロックチェーンのバリデーターとなった。3月にはチリーズチェーン(Chiliz Chain)にもバリデーターとして参加していた。
  • バリデーターは、スマートコントラクトを承認し、取引を検証することで、ブロックチェーンの運用とセキュリティを維持する役割を担う。

フランスの国営電力会社であるフランス電力(EDF)の子会社Exaionは、暗号資産(仮想通貨)取引所Crypto.comが構築したCronosブロックチェーンネットワークのバリデーターとなった。

Exaionは、データセンターのエネルギー効率の向上に取り組むことで、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している。

Cronosブロックチェーンは、イーサリアム(Ethereum)およびコスモス(Cosmos)と相互運用可能で、コンセンサスアルゴリズムとしてProof-of-Authorityを使用している。

Exaionはすでにチリーズ(Chiliz)チェーンにもバリデーターとして参加しており、今回の取り組みは、世界有数の電力会社がブロックチェーンに関心を示していることをさらに強調することになった。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock
|原文:Energy Giant EDF Subsidiary Joins Cronos as a Blockchain Validator