カナダの3iQ、トロントでソラナのETP上場を申請
  • カナダの資産運用会社3iQは、トロントでソラナの上場取引型金融商品(ETP)を上場させるための目論見書を提出したと発表した。
  • 3iQは、トロントで上場取引型のビットコインファンドとイーサリアムファンドを立ち上げた最初のファンドマネージャーの1つだ。

3iQは20日、トロント証券取引所(TSX)で北米初のソラナの上場取引型金融商品(ETP)を発売するための目論見書をオンタリオ証券委員会(OSC)に提出したと発表した。

3iQの商品担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼トレーディング責任者であるグレッグ・ベンハイム(Greg Benhaim)氏はプレスリリースで、「3iQは世界基準の卓越性を確立させることを目指しており、カナダのデジタル資産投資環境を責任を持って強化するためにOSCと緊密に協力できることを誇りに思う」と述べた。

ソラナ・ファンド(Solana Fund)と呼ばれるこのファンドは、OSCに承認されればティッカーコードQSOLで取引される。ソラナの価格変動へのエクスポージャーだけでなく、ネットワークが生み出すステーキング利回りへのエクスポージャーも提供する。

3iQの戦略アドバイザーであるクリストファー・マッタ(Christopher Matta)氏は電話インタビューでCoinDeskにに対し、「当社の目標は、限界に挑戦し続け、カナダをイノベーションのハブであり続けるようにすることだ。ソラナのETPは、当社のイーサリアムETPと同様にステーキングが可能になる見通しで、投資家に収益を還元できるようになる」と語った。

ベンハイム氏は、「デジタル資産投資管理のパイオニアとして、当社は個人投資家や機関投資家が成長する暗号資産(仮想通貨)クラスに効率的にアクセスできるよう規制された投資手段を提供するという使命を継続することを楽しみにしている。最高水準を体現し、クラス最高のパート+ナーと提携していく」とコメントした。

3iQは、ビットコインファンドを上場させた最初のファンドマネージャーの1つであり、同社のビットコインファンドはトロント証券取引所で上場している。また、トロントで上場取引型のイーサリアムファンドを最初に立ち上げたファンドマネージャーでもある。

CoinDesk Indicesのデータによると、このニュースが出た後のソラナ(SOL)の価格は過去24時間でわずかに下落している。

|翻訳・編集:林理南
|画像:ソラナ創設者(Danny Nelson/CoinDesk)
|原文:Canada’s 3iQ Files to List Solana ETP in Toronto