本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は2.0。ここ3週ほど、レンジ上抜けか、上値トライに失敗したのか、まだ勝負はついていないと申し上げてきたが、ダブルトップの完成でこの勝負はついた格好。
今後はダブルトップのネックライン1040万円がレジスタンスとなりそうだが、5月からの上昇の半値押しと一目の雲の下限が重なる1000万円は強めのサポートで、当面は狭いレンジでの取引か。
ただ、このレンジはBTCには狭すぎる印象で、特に1000万円は、仮に下方向に抜けた場合は900万円まで見えてくる重要なポイントと言える。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
以前のレジスタンスで5月23日にサポートされた1040万円を下抜け、ダブルトップが完成、5月下旬からのレンジの上抜けは失敗に終わったことが鮮明となった。
今後はこの1040万円がレジスタンスとなるが、一方で1000万円付近には5月からの上昇の半値押しがサポートとして控えている。
当面は1000万円~1040万円の狭いレンジでの取引となりそうだが、BTCにしてはレンジが狭すぎる印象で早晩どちらかに抜けて来そうだ。
評点:2
移動平均線
デッドクロス発生、両線下向き。
評点:1
一目均衡表
3役好転は解消、雲の中に入った。この雲を下抜けると3役逆転の売りサインが点灯するので、下限の1000万円は重要なサポートとなる。
評点:3
ボリンジャーバンド
傾きはそれほど急ではないが、下向きのバンドウォーク発生中。
評点:2
MACD
デッドクロス発生、両線とも下向き。
評点:1
RSI
40台でまだ方向感なし。
評点:3
評点
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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