英スタンダードチャータード、暗号資産のスポット取引に参入:報道
  • スタンダードチャータードは、世界で初めて暗号資産のスポット取引に参入するグローバル銀行となる。
  • 同行は、暗号資産保管会社のゾディア・カストディと同社の取引部門ゾディア・マーケッツを支援している。

スタンダード・チャータード銀行(Standard Chartered Bank)は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を売買するスポット取引デスクを設置するとブルームバーグ(Bloomberg)が6月20日に報じた

ロンドンに拠点を置く新しいデスクはまもなく業務を開始し、銀行の外国為替取引部門の一部となる予定だとブルームバーグは事情に詳しい関係者の話を引用して報じている。

スタンダードチャータードは、数年前から暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引を行っている他の銀行がある中で、暗号資産の現物取引に参入する世界初の銀行の一つとなる。

「スタンダードチャータードは、アクセスから保管、トークン化、相互運用性まで、幅広い暗号資産エコシステムで顧客をサポートするという戦略に沿って、機関投資家の顧客からのビットコインとイーサリアム取引の需要に応えるため、規制当局と緊密に協力してきた」とスタンダードチャータードはこの記事に対してEメールで声明を発表している。

この大手銀行による暗号資産への関与は、暗号資産のカストディアンであるゾディア・カストディ(Zodia Custody)とその取引部門であるゾディア・マーケッツ(Zodia Markets)の支援者として、すでに確立されている。

スタンダードチャータードは、CoinDeskの追加コメントの要請に回答していない。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Standard Chartered Is Building a Spot BTC, ETH Trading Desk: Bloomberg