アニモカ、2025年に香港か中東で上場を目指す:報道
  • Web3や暗号資産ゲーム関連の企業への投資で知られるアニモカブランズは、来年株式を公開することを検討している。
  • 同社は2022年の最後の資金調達で59億ドルと評価された。
  • 共同創設者のヤット・シウ氏は、NFTはデジタル資本主義の主要な構成要素になり得ると述べた。

大手Web3企業のアニモカブランズ(Animoca Brands)は2025年に株式を公開することを目指しているとThe Informationが26日に報じた。

2022年に行われた最後の資金調達で59億ドル(約9440億円、1ドル160円換算)と評価されたアニモカブランズは、上場先として香港か中東を検討している。アニモカの共同創業者ヤット・シウ(Yat Siu)氏の話として報じられた。シウ氏は、同社は投資銀行と協議を行っているが、まだアドバイザーを雇っていないと説明したという。

非代替性トークン(NFT)や暗号資産(仮想通貨)ゲーム関連の企業への投資で知られる同社は、新規株式公開(IPO)の場所もまだ決めていない。同社はゲーム会社アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)、TONネットワーク、決済アプリhiなど、Web3企業に多くの投資を行ってきた。

シウ氏は今年行われたCoinDeskとのインタビューで、NFTについてまだ十分に活用されていないとした上で、デジタル資本主義の主要な構成要素となり、ライツマネジメントや教育などの業界を変革する可能性があると述べた。

同社は以前オーストラリア証券取引所に上場していた。同取引所はさまざまな規則違反を理由に、2020年3月に同社の株式を上場廃止した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:アニモカ・ブランズの共同創設者、ヤット・シウ氏(CoinDesk)
|原文:Animoca Looks to Go Public in Hong Kong or Middle East in 2025: Report