マトリックス法によるテクニカル分析(2024/7/5)底値固め失敗、どこまで下がる?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は1.5。前回「底値を固めた?まだ下がる?」と題し、「1000万円のサポートがレジスタンスとなっている。これを抜けても半値戻しの1030万円、ダブルトップのネックライン1040万円とレジスタンス多い。」「まだ底を固めたとは言い難く、どちらかと言えば、もう一度、底値を確認しに行きそう。」と申し上げたが、結局、1000万円は抜けたが1030万円に跳ね返され、前回安値930万円も割り込み、底固めに失敗した形。まずは底値探しからやり直し。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析

前回、BTCは930万円から反発したが、5月1日から6月7日の上昇の半値押しでサポートだった「1000万円、できれば半値戻しとなる1030万円、理想を言えばダブルトップのネックライン1040万円をクリアしないと底を固めたとは言い難い」と申し上げた。

この第一関門である1000万円はクリアしたが、第二関門となった1030万円に跳ね返された。この結果、底値固めに失敗、前回の安値930万円を割り込んだ。

残念ながら、前回「880万円トライ方向に向かうか、上抜けて1030万円トライ方向に向かうか、(中略)どちらかと言えば、もう一度、底値を確かめに行くようにも見える。下に抜けていく可能性が高いか。」と申し上げた通りの展開となっている。

次は5月1日の安値880万円がサポート。底固めにはもう少し時間がかかりそうだ。

評点:1

移動平均線

移動平均線

デッドクロス発生、両線下向き。200MAが横たわる880万円が強めのサポート。

評点:1

一目均衡表

一目均衡表

一時、雲の中に入り3役逆転が解消したが、結局、跳ね返されて売りサイン再点灯。

評点:1

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

バンドウォークは一旦解消したが、新たなバンドウォークが発生中。

評点:1

MACD

MACD

一時ゴールデンクロス発生もダマしに終わり、デッドクロス発生。

評点:1

RSI

RSI

30を割れの売られすぎエリア目前。

評点:4

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測をおこなうものではありません。
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