- シカゴ・オプション取引所(CBOE)は、資産運用会社2社がそれぞれソラナ現物ETFの立ち上げを計画していることを確認した。
- CBOEは8日、SECに19b-4フォームを提出し、ヴァンエクと21シェアーズのソラナ現物ETFを上場させるよう求めた。
- SECが書類の受領を確認すると、ソラナ現物ETFを承認または却下するまで240日間の猶予が与えられる。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)は、資産運用会社のヴァンエク(VanEck)と21シェアーズ(21Shares)がソラナ現物ETF(上場投資信託)を発売することを許可するよう米証券取引委員会(SEC)に対して正式に要請した。
CBOEは8日、SECに19b-4フォームを2件提出。SECからの承認が得られ次第、ソラナ現物ETFを上場させるよう求めた。SECが申請の受領を確認すると、240日間の猶予期間が始まり、SECはこの期間にソラナ現物ETFについて決定を下す必要がある。
Cboe Global Marketsの上場取引型金融商品(ETP)上場担当グローバル責任者を務めるロブ・マロッコ(Rob Marrocco)氏は声明で、「アメリカ初のビットコイン現物ETFを当取引所に上場させ、イーサリアム現物ETFを上場させるための当社の規則申請に対するSECの承認を確保した後、当社は現在、ビットコインとイーサリアムに次いで3番目に活発に取引されている暗号資産(仮想通貨)であるソラナに対する投資家の関心の高まりに対応している」と述べた。
CBOEは、フィデリティ(Fidelity)、アーク/21シェアーズ(Ark/21Shares)、ヴァンエクなどの、既存の10のビットコイン現物ETFのうち6つをすでに上場させている。また、5つのイーサリアム現物ETFが承認され次第、それも上場させる見通しだ。
業界アナリストは、SECが早ければ今週中にイーサリアムETFを承認すると予想しており、多くの発行企業が5日金曜日から8日にかけてS-1フォームの修正版を提出している。最新の提出書類には手数料に関する情報が含まれていないため、提出書類の修正がさらにもう1度ある可能性がある。
ヴァンエクと21シェアーズはどちらも、ETFを上場させるのに必要な書類の1つであるS-1フォームを6月に提出した。これは、企業が新しい証券の発売を目指す際に必要となるものだ。19b-4フォームの提出は、取引所などの自主規制機関(SRO)による規則変更案をSECに通知するもので、発売プロセスで2番目に必要なステップとなる。
|翻訳・編集:林理南
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|原文:VanEck, 21Shares Solana ETF Plan Confirmed in Cboe Filing