- BlockFiは今月、取引所コインベース(Coinbase)を通して、暗号資産の暫定弁済を開始する。
- BlockFiは、2022年11月のFTX破綻を受けて、チャプター11(連邦破産法11条)の適用を申請した。
破産した暗号資産レンディング大手のBlockFi(ブロックファイ)は、2024年7月に暗号資産取引所コインベース(Coinbase)を通して、暫定的な弁済を開始すると18日に発表した。
ブロックファイは、2022年11月初旬に暗号資産取引所FTXが破綻したことから、最初に大きな影響を受けた企業であり、同社プラットフォームからの出金を停止してから1カ月も経たない2022年11月28日にチャプター11(連邦破産法11条)の適用を申請した。その後、同社はプラットフォームにロックされている顧客資金の引き出しを許可するよう裁判所に求める手続きを開始した。
2023年9月、債権者らは同社の破産再編計画を承認し、2024年初頭、ブロックファイはFTXおよびアラメダリサーチ(Alameda Research)側と約10億ドルで和解し、顧客の資金を完全な弁済できる見通しがたった。
「今後数カ月、弁済は数回に分けて行われ、対象となった顧客には登録済みのブロックファイ・アカウントのメールアドレス宛てに通知が届く」「米国以外の顧客は、適用される規制要件により現時点では資金を受け取ることができないのでご注意ください」と発表では述べられている。
期限までに資金を引き出さなかった顧客は、破産管財人に連絡し、今後の弁済で、コインベースを利用できるかどうかを確認できるとしている。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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|原文:BlockFi to Start Interim Crypto Distributions Through Coinbase This Month