東急、観光体験にNFTを活用する「渋谷ウォレット」をEDCON 2024で限定販売

東急は、7月24日から30日まで渋谷区で開催される世界最大規模のイーサリアム開発カンファレンス「EDCON 2024」で、小銭入れにハードウェアウォレットを搭載した「渋谷ウォレット」を100セット限定で販売する。

「渋谷ウォレット」はビームスによる日本の魅力を発信する事業「ビームス ジャパン」が岡山県倉敷市の畳縁(たたみべり)メーカー「高田織物」へ別注した小銭入れに、ブロックチェーンの社会実装を目指すPBADAOが開発したNFT(非代替性トークン)を保有できるハードウォレット「pokke」を搭載したものだ。

購入者は、渋谷の観光名所を巡るガイドツアーやスクランブル交差点を見下ろす屋上展望台への入場、渋谷ヒカリエ内で販売している「渋生ビール」または「ハニーレモンソーダ」1杯無料、ビームス ジャパンのノベルティプレゼントなどさまざまな観光プログラムが利用可能になり、それぞれの記念のNFTを受け取ることができる。

今回の取り組みは東急が2023年11月に開始した、渋谷の街を舞台に現実世界とweb3の接点をNFTを使って楽しむ参加型・共創型のプロジェクト「Shibuya Q DAO」の一環だ。

「渋谷ウォレット」はプレミアム版(10点)が1万2100円、通常版(90点)が8800円。7月30日にイベントのメイン会場である国立代々木競技場・代々木第一体育館内の特設ブースで販売される。

日本で初めて開催される「EDCON 2024」は、ブロックチェーンの将来に興味がある人にとって見逃せないイベントだ。詳細、無料チケットの申し込みは、 EDCON 2024のウェブサイトを参照してほしい。

|文・編集:井上俊彦
|画像:渋谷ウォレット