- デジタルバンクのRevolutは、申請から3年後にイギリス健全性監督機構から制限付きの銀行免許を取得した。
- この認可により、同社は暗号資産サービスを提供するライセンスも取得し、イギリスで本格的な銀行となるための第一歩を踏み出したことになる。
世界有数のフィンテック企業であるRevolut(レボリュート)は、申請から3年以上を経て、ついに母国イギリスで銀行免許を取得した。
ロンドンに拠点を置く同社は、健全性監督機構(PRA:Prudential Regulatory Authority)の「mobilization stage(動員段階)」に入ったと7月25日に発表した。これは新規参入銀行が、制限付きで営業できる段階だ。
この認可により、同社はイギリスで本格的な銀行となり、暗号資産(仮想通貨)サービスも提供できるようになる。Revolutは数年前から暗号資産の売買を許可しており、今年初めに経験豊富なトレーダー向けの独立した暗号資産取引所も開設した。
すでに世界で最も価値のあるフィンテックスタートアップの1つであるRevolutは今週初め、従業員が保有する5億ドル(約750億円、1ドル=150円換算)相当の株式を売却し、同社の価値を450億ドル(約6兆7500億円)に引き上げる計画を発表した。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:Crypto-Friendly Revolut Finally Earns UK Banking License