インフラプロジェクトのJito財団(Jito Foundation)は25日、ソラナ(Solana)ネットワーク初のステーキングおよびリステーキングプログラムのコードを公開。これにより、ソラナネットワークのリステーキングが飛躍的に進展した。
リステーキングは理論上、ブロックチェーンネットワークがステーキングされた資産を担保として利用し、誠実さを保つことを可能にする。
Jitoのコードはまだ監査を受けていない。だが、このコードによって、ソラナ上で構築されるあらゆるプロトコルは、ほぼすべてのオンチェーンアプリケーション、つまり「Actively Validated Service(AVS)」に経済的安全性をもたらすメカニズムを設定できるようになるはずだ。特筆すべきは、Jitoのコードは、ユーザーが選択したあらゆる暗号資産(仮想通貨)を使ってAVSを保護すること。
Jitoのリステーキングの対象銘柄は、イーサリアム(Ethereum)ネットワーク上のリステーキングプラットフォーム「アイゲンレイヤー(EigenLayer)」が普及したものとは異なり、担保をイーサリアム(ETH)、特定のイーサリアムのデリバティブ、プラットフォームのネイティブトークンEIGENに限定していない。
「このアーキテクチャの柔軟性とカスタマイズ性は、これらのシステムの最も重要な顧客であるAVSにとって特に有用だ」とJito LabsのCEOであるルーカス・ブルーダー(Lucas Bruder)氏は述べた。
多くのプロトコルやスタートアップが、ソラナ向けのリステーキングサービスを構築することを目指している。Jitoのコードの公開は、こうした動きをリードしているが、このプロジェクトに詳しい人たちはCoinDeskに対し、メインネットにコードを実装していないと語った。実装は今年後半になる予定。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Danny Nelson
|原文:Jito Releases Open-Source Restaking Service for Solana