アプトス財団とOKX Venturesが1000万ドルのファンド設立、エコシステムの成長と普及を促進
  • アプトス(Aptos)は、Facebookが開発したプログラミング言語「Move」を使用したレイヤー1ブロックチェーン。
  • 同チェーンの目標の1つは、DeFi(分散型金融)と機関投資家のギャップを埋めることだ。

暗号資産(仮想通貨)取引所OKXのベンチャー部門と、アプトス(Aptos)財団は、アプトス・エコシステムの成長とWeb3の広範な普及を促進するために1000万ドル(約15億円、1ドル150円換算)のファンドを設立した。

「Ankaa」と名付けられたアクセラレーター・ファンドは、アプトスを基盤とするプロジェクトの開発に活用される予定。主にDeFi(分散型金融)、RWA(現実資産)、ゲーム、ソーシャル、AIに関するプロジェクトに焦点を当てるという。

Aptosは、元フェイスブック(Facebook)/現メタ(META)が開発したプログラミング言語「Move」を使用し、オンチェーンで迅速かつ信頼性の高い取引を実現するレイヤー1ブロックチェーン。その目標の1つは、DeFiと伝統的金融(TradFi)および伝統的企業を含む機関投資家の間のギャップを埋めることだ。

4月、アプトス財団は、マイクロソフト、英ブレバン・ハワード、韓国のSKテレコムと提携し、機関投資家向けにDeFiへのゲートウェイを提供すると発表した。

関連記事:アプトス・ラボがマイクロソフト、ブレバン・パワード、SKテレコムと提携──金融機関のDeFi導入を支援

また7月上旬、IVS Crypto/JBW Summit登壇のために来日したアプトス・ラボ(Aptos Labs)のモー・シャイフ(Mo Shaikh)CEOは、CoinDesk JAPANの独占インタビューに、日本への進出を本格化させると語っている。

関連記事:アプトス(Aptos)が日本参入を本格化、激化するL1チェーン競争での勝ち筋は:CEO単独インタビュー【JBW Summit at IVS Crypto】

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:CoinDesk JAPAN編集部
|原文:OKX Ventures, Aptos Foundation Initiate $10M Fund for the Move-Based Layer-1 Ecosystem