マトリックス法によるテクニカル分析(2024/8/2)ここで止まるか、全値戻しか、正念場【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は2.5。前回「レジスタンスは1040万円、1080万円、次は1124万円と申し上げたが1040万円はクリアしたが、次の1080万円で跳ね返され、あろうことかダブルトップを形成した。パターン分析では860万円までの全値戻しが見えている。

但し、フィボナッチの61.8%、200日移動平均線、入り目の雲の下限、バンド下限でサポートされる可能性もあり、ここで下げ止まれなければ860万円まで下がる、ちょうど岐路に立っている。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析

7月5日から21日の上昇の半値押しでサポートされ史上最高値更新を目指したが、見事にダブルトップを形成、ネックライン970万円を下ひげで割り込んだ。

セオリー的には半値押しは全値押しで、またネックラインの倍返しで860万円までの調整を示唆している。

但し、まだ下ひげでのダマしの可能性もあり、またフィボナッチの61.8%押しでサポートされる可能性も残ってはいる。

評点:2

移動平均線

移動平均線

デッドクロス寸前。200日移動平均線にサポートされか正念場。

評点:2

一目均衡表

一目均衡表

ローソク足が雲の中に入り3役好転の買いサイン解消。雲の下限でサポートされるか正念場。

評点:3

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

スクィーズで上昇トレンド終了。バンドの下限にタッチしており、セオリーではサポートされるところ。

評点:4

MACD

MACD

デッドクロス、両線とも下向き。

評点:1

RSI

RSI

40台で方向感なし。

評点:3

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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