- ビットコインは米国時間4日早朝、6万ドルを割った。強気の先物取引は、24時間で2億ドル近くを失った。
- イーサリアムはは2900ドルを割り、ETF承認に後押しされて3400ドルまで上昇した7月の上昇分を失った。
ビットコイン(BTC)は米国時間4日早朝、6万ドルを割り、下落は4日目に入った。強気の先物取引は、24時間で2億ドル近くが清算された。日本時間5日7時頃には、5万8670ドル付近。
ビットコインは24時間で4%下落(当記事執筆時点)、CoinGeckoのデータによると、3週間ぶりの安値となる5万9400ドルを記録した。
主要コインでは、ソラナ(SOL)とドージコイン(DOGE)が9%超の下落。BNBチェーンのビルドアンドビルド(BNB)、エックス・アール・ピー(XRP)、カルダノ(ADA)は6%超の下落となった。トンコイン(TON)は1.8%の下落にとどった。
イーサリアム(ETH)は2900ドルを割、現物ETF承認に後押しされて3400ドルまで上昇した7月の上昇分をすべて失った。SoSoValueのデータによると、イーサリアムETFは取引スタートから9日間のうち6日間で純流出を記録しており、スタート以来の純流出額は5億1000万ドル(約745億円、1ドル146円換算)にのぼる。
幅広い市場指標のCoinDesk 20 Index(CD20)は、5.73%下落。
強気の先物取引は、CoinGlassのデータによると2億ドル近くを失ったようだ。急激な市場の動きにより、24時間で9万7000人以上のトレーダーが清算にあった。イーサリアムのロングが5500万ドルを失い、ビットコインのロングが続いて4300万ドルを失った。
一部のトレーダーは、中東における地政学的リスクの高まりや、テック株などのリスク資産に対するセンチメントの低下を背景に、2日に報じられたようにビットコインが5万5000ドルレベルまで下落する可能性があると警告していた。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:CoinDesk
|原文:Bitcoin Plunges Under $60K; Crypto Bulls Lose $200M as Dogecoin, Solana Tokens Drop 10%