ソラナベースのミームコインが上昇、ソラナも5日から38%上昇
  • 猫をモチーフにしたミームコインのポップキャット(POPCAT)と犬をモチーフにしたドッグウィフハット(WIF)は25%上昇、より時価総額の小さなMUMUとCATDOGは30%上昇した。
  • ソラナブロックチェーンベースのミームコインの急騰とは対照的に、他のブロックチェーンのミームコインは下落した。

ソラナブロックチェーンをベースとしたミームコインは24時間で30%近く急騰し、暗号資産(仮想通貨)市場の上昇をけん引した。ネイティブ暗号資産のソラナ(SOL)は、週初めの下落から回復している。

猫をモチーフにしたポップキャット(POPCAT)と犬をモチーフにしたドッグウィフハット(WIF)は25%急騰し、その後、わずかに下落した。ドージコイン(DOGE)やペペコイン(PEPE)など、他のブロックチェーンの主要ミームコインは5%下落。ソラナベースのミームコインの人気を表している。

DefiLlamaのデータによると、ソラナネットワークの取引高は5日の15億ドルから2倍以上の33億ドル超に増加し、1日あたり少なくとも75万ドルの手数料が発生した。ソラナ上で新しいミームコインを発行するために使われる人気のプラットフォーム「Pump」からの手数料は、5日は30万ドル以下だったが、24時間で53万5000ドルに増加した。

こうした動きを反映して、ネイティブ暗号資産のソラナは7.5%上昇、ヨーロッパ時間7日には150ドル以上で取引され、市場指標であるCoinDesk 20 Indexの2.23%上昇を上回った。ソラナは5日、市場全体の下落とともに145ドルから112ドルまで下落したが、その後は主要暗号資産の中で上昇をけん引している。

ソラナをめぐる楽観論は、広く期待されているソラナETF(上場投資信託)に基づくもので、ソラナはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に次いで、米国で3番目にETFが提供される暗号資産となる可能性がある。

「ソラナETFの可能性は、ソラナのマスアダプションに関して、投資家に有望なサインを送っている」とMetalphaのシニアアナリスト、ルーシー・フー(Lucy Hu)氏はCoinDeskに語った。

「ソラナの素早い反発は、市場が安定するなか、広範な暗号資産スペースに対する新たな信頼を示している」

「ソラナはイノベーションが強固であることを示しており、(ソラナ上の)ミームコインは人気が上昇している」と同氏は付け加えた。

7月上旬、シカゴ・オプション取引所(CBOE)は、ヴァンエク(VanEck)と21シェアーズ(21 Shares)のソラナ現物ETFの上場を求める19b-4フォームをSEC(米証券取引委員会)に提出した。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:Solana-Based Memecoins Surge as SOL Jumps 38% From Monday’s Lows