XRPオプション市場活況/資金調達してビットコイン購入【Weekly Review:8/10〜8/16】

注目のニュースをカテゴリー別にピックアップ。これさえ読めば、1週間の大まかな動きをキャッチできます! 日本はお盆休みですが、下半期に向けて各社が水面下で動いている……そんな予感がします(値動き中心のニュースは一部省いています)。

今週の注目!

海外では、暗号資産と伝統的金融の融合が個人ユーザーレベルでも進んでいます。チェーン上に保有するUSDC、USDT、wETHを使って、モノやサービスが購入できるデビットカードが登場します。

ビットコイン

ビットコインは不安定な動きとなっていますが、資金調達を行ってビットコインを購入する企業が日米で登場しています。マイクロストラテジーの戦略を追う動きは、ひとつのトレンドになるのでしょうか。

市場動向

米大統領選をめぐる状況は、暗号資産業界と予測市場がトランプ氏一色だった状況から、ハリス氏がかなり巻き返しているようです。トランプ氏関連のミームコインも下落。11月の選挙まで、まだまだ注目すべき動きが続きそうです。

業界動向

金融のトークン化、DePIN(分散型物理インフラ)、ETF、セキュリティ・トークン(デジタル証券)、Web3の社会実装……。日本では下半期、アメリカでは最終四半期に向けて、各所でさまざまな動きが始まっているようです。

One More Thing

ガートナーのパイプサイクルでは、Web3は「幻滅期」の谷底に向けて、一直線に急降下している位置にあります。が、ブロックチェーン、そしてDePIN(分散型物理インフラ)と親和性の高いモノのインターネット(IoT)は「啓発期」に入っています。メタバースも「幻滅期」にあるものの、谷を抜けて登り坂に。資金調達の動き、業界でのリアルと調査会社の分析とのタイムラグなども考えると、妄想が広がります。

|文・編集:増田隆幸
|トップ画像:Shutterstock