ソニーのレイヤー2「Soneium(ソニューム)」、テストネット稼働とインキュベーションプログラムを発表

ソニーのイーサリアムレイヤー2ネットワーク「Soneium(ソニューム)」のテストネットが稼働、インキュベーションプログラムもスタートした。

Sony Block Solutions Labsは8月28日、東京で開催されたWeb3カンファレンス「WebX2024」で、23日に発表したイーサリアムレイヤー2「Soneium」のテストネットが稼働したことと、インキュベーションプログラム「「Soneium Spark」」をスタートさせると発表した。

ステージには冒頭、Sony Block Solutions Labs チェアマンの渡辺潤氏と同ディレクターでStartale(スターテイル)CEOの渡辺創太氏が揃って登壇。まずチェアマンの渡辺潤氏が「Soneium」の目的、概要を改めて説明、さらに「テストネットが今日、ライブになった」と述べた。

なお、テストネットは「Soneium Minato(ソニューム・ミナト)」と名付けられている。

続けて、ディレクターの渡辺創太氏にバトンタッチ。同氏は「Soneiumの発表は、日本だけでなく、世界中から大きな反響があった」と語り、「Web3コミュニティからの強い熱意を感じている。だが同時に実際の生活に(Web3を)届けていくことに対する強い責任を感じている。まだブランドを発表しただけだ」と続けた。

さらに「GMはWeb3界隈でGood Morningを意味する言葉だが、これからはGo Mainstream(主流)を目指したい。Web3を一部のテックに詳しい人だけのものではなく、誰でも使えるものにしていきたい」と意気込みを語った。

インキュベーションプログラム「Soneium Spark(ソニューム・スパーク)」は、ソニーグループの各社が支援。DeFi(分散型金融)、Web3 Experiences(Web3エクスペリエンス)、Open Category(オープンカテゴリー)の3つに分けて応募を受け付け、最大10万ドル(約1460万円、1ドル146円換算)を支援するという。

|文・写真:増田隆幸、渡辺一樹