本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線（9MA・25MA） ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階（5→1：強→弱）評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は2.8。前回「そろそろ、動きそう」と申し上げたが、案の定、三角持ち合いをブレークするも失速。動きは出てきたが、レンジ取引が継続した。
今回も一目の雲がねじれて、上下どちらかに動きが出そうだが、全体的に方向感はあまり出そうでない。概ね835～935万円、動きが出ても810～970万円のレンジ内での取引か。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください（リンク先はTradingView社のサイトです）。
パターン分析
970万円をネックラインとするダブルトップを形成、1080万円から680万円に急落したが、半値戻し880万円をクリア、フィボナッチの61.8％戻しとなる926万円で上値を押さえられると、880万円を挟んでのもみ合い推移が続いている。
三角持ち合いを上抜けたが、すぐさま反落、835～935万円の横ばいレンジに戻った。下は半値押しとなる810万円がサポート、上はダブルトップのネックライン970万円がレジスタンス。
評点：3
移動平均線
ゴールデンクロスするも、デッドクロスに向かっている様にも見える。
評点：3
一目均衡表
転換線が基準線を上回り、3役逆転の売りサイン消滅。ちょうど雲がねじれており、ここで上抜けると3役好転まで見通せる。但し、雲の下限に沿って弱含むシナリオも十分考えられる。
評点：3
ボリンジャーバンド
スクィーズで下降トレンド終了、横ばいを示唆。
評点：3
MACD
デッドクロス目前。
評点：2
RSI
40近辺、まだ売られ過ぎに至らず。
評点：3
評点
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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