ポリゴン(POL)が15%上昇、新トークンへの移行とバイナンス上場が後押し

ポリゴン(Polygon)は先週、ネイティブトークンのアップグレード版として新たにPOLを導入した。トークノミクスのいくつかの変更とともに、長年使用されてきたMATICから移行した。

ポリゴンチェーンの新しいネイティブトークンであるPOLは13日、15%情緒した。暗号資産(仮想通貨)取引所大手のバイナンス(Binance)がPOLの上場を発表したことが上昇を後押しした。またこれは、長年使用されてきたMATICからのアップグレードとブランド変更が完了したことを意味する。

POLは13日早くは0.38ドル前後だったが、その後、0.45ドル近くまで上昇し、急騰し、8月下旬以来の高値をつけた。その後、やや反落したものの、当記事執筆時点では24時間で15%上昇、ほぼ横ばいのビットコイン(BTC)のパフォーマンスを上回っている。また、市場ベンチマークのであるCoinDesk 20 Index(CD20)の中でも、最もパフォーマンスを示した。

ポリゴンは先週、トークンのアップグレード版としてPOLを発表、長年使用されてきたMATICからの移行を実施した。移行により、トークノミクスにもいくつかの変更がもたらされ、年間2%の新しいトークン発行率が導入された。

新しいティッカー「POL」は、心理的な影響をもたらしたかもしれない。暗号資産トレーダーたちは、テクニカル分析のための新鮮なチャートを使うことになる。これは13日の価格変動を概ね説明できるかもしれない。

「MATICからPOLへの移行はすでに起きていたが、新しいチャートはそれよりもはるかに重要だ」と暗号資産アナリストのDeFiyst氏は指摘した。

「久々に成功した大規模なトークン移行だ。他のプロジェクトも追随することを期待しよう」

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:CoinDesk
|原文:Polygon’s POL (MATIC) Token Spikes 15% on Binance Listing