- ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラストは16日に1580万ドルの資金を集めた。これまで横ばいまたはマイナスの資金フローが13日間続いていたが、これが途絶えた。
- アメリカの10のビットコイン現物ETF全体では、8月27日以来7億7000万ドルの資金流出を記録した。
ファーサイド・インベスターズ(Farside Investors)のデータによると、世界最大の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は、16日に1580万ドル(約22億1200万円、1ドル140円換算)の資金を集め、横ばいまたはマイナスの資金フローが13日間続いたのを打ち破った。
損失を出していた期間中、IBITの純流出額は合計2310万ドルに達したが、これはファンドの運用資産総額200億ドル(約2兆8000億円)以上に比べると小さな額だ。アメリカの10本のビットコイン現物ETF全体では、同期間に約10億ドル(約1400億円)の資金流出があった。
一連の資金流出は、8月下旬から9月上旬にかけてのビットコイン(BTC)価格の下落と同時に起こった。これは世界市場の方向性、米国大統領選挙、そして今後の連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定に関する不確実性を背景としている。8月のビットコイン価格は9%下落し、9月の第1週にはさらに急落した。その後、価格は若干回復し、17日午前には先月下旬以来初めて6万ドル(約840万円)まで回復した。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Unsplash
|原文:BlackRock’s Bitcoin ETF Monday Posted First Net Inflows in 14 Days