アニモカの上場時期は市場の状況次第:ヤット・シウ会長
  • アニモカ・ブランズの株式公開計画は今後数年間の「市場の状況次第」だと同社のヤット・シウ(Yat Siu)会長はCoinDeskに語った。
  • アニモカはIPOの場として香港か中東を検討しているが、香港はアニモカの本社がある場所だ。

アニモカ・ブランズ(Animoca Brands)は近々株式公開したいと考えているが、タイムラインの最終決定は重要要素である「市場の状況など」に左右されると、このWeb3の巨人を率いるヤット・シウ会長は現地時間9月16日にシンガポールでCoinDeskに語った。

Web3分野の主要な投資家であるアニモカの株式公開計画は今年初めに明らかになったが、シウ氏はずっとそうしたいと思っていたと語った。

6月の報道によると、場所は香港か中東のいずれかになるという。

また、シウ氏は、同社の本社が香港にあることから、香港を「有力候補」として挙げているようだとブルームバーグ(Bloomberg)は報じた。

「時間がかかる」とシウ氏はCoinDeskに語り、多くの要因が絡んでいるため、具体的なタイムラインを決めるのは困難だったことが示唆された。

「監査は途中まで進んでいるが、これはIPO(新規株式公開)の重要なピースだ」とシウ氏はCoinDeskに語った。

シウ氏は、オーストラリアのDFKコリンズ(DFK Collins)がアニモカの監査人であることを認め、監査の必要性は、企業が株式公開の希望を示したときに市場や機関が求める信頼を醸成する多くの措置の1つであると述べた。

アニモカはかつてオーストラリアで上場していたが、暗号資産(仮想通貨)をめぐる規制上の懸念から2020年に上場廃止となった。

「上場廃止になった当時、当社が爆発的に成長したのは驚くことではないかもしれない。なぜなら、率直に言って、当時はオーストラリア証券取引所(ASX)が快く思わなかったり理解できなかったりしたことがあったためにできなかったことを、多く行うことができたからだ」とシウ氏は2022年にオーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(Australian Financial Review)に語っている。

|翻訳・編集:T.Minamoto
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|原文:Animoca’s Timeline to Go Public Would Depend on the Market’s Status: Yat Siu