ドイツ第2位のコメルツ銀行、法人顧客にビットコインとイーサリアムの取引・保管サービスを提供
  • ドイツのコメルツ銀行がカストディアンサービスを提供し、ドイツ証券取引所の傘下企業がドイツの法人顧客を対象に暗号資産の取引を可能にする。
  • このサービスではビットコインとイーサリアムの取引に重点を置くという。

ドイツ最大の証券取引所運営会社であるドイツ取引所(Deutsche Börse)の子会社でデジタル資産ブローカーのクリプト・ファイナンス(Crypto Finance)は、スイスのチューリッヒ州立銀行(Zürcher Kantonalbank)と同様の合意に達してからわずか2週間後に、ドイツのコメルツ銀行(Commerzbank)と、同行の法人顧客に暗号資産(仮想通貨)取引サービスを提供する契約を締結した

9月19日に発表されたプレスリリースによると、支店数でドイツ国内第2位の規模を誇るコメルツ銀行はカストディサービスを提供する予定だ。ドイツ取引所の子会社が提供する取引サービスは、ドイツ国内の顧客を対象とし、当初はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)という2大暗号資産の取引に重点的に取り組む。

「当行の暗号資産サービスの提供により、法人顧客は初めてビットコインとイーサリアムによる投資機会を捉えることができる」と、コメルツ銀行の法人顧客向け資本市場部門の責任者であるゲルノート・クレックナー(Gernot Kleckner)氏は述べた。「この共同ソリューションは、暗号資産の取引と保管における最高レベルのセキュリティを実現しており、それはまた、当社がドイツ取引所グループと共有する基準でもある」。

コメルツ銀行は2023年11月にドイツで暗号資産の保管ライセンスを取得し、暗号資産に関連する幅広いサービスを提供できるようになった。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Commerzbank to Offer Bitcoin, Ether Trading Through Crypto Finance