LINEヤフーのグループ会社で暗号資産(仮想通貨)事業を展開するLINE Xenesisは、LINEアプリ内で利用可能な暗号資産取引サービス「LINE BITMAX」がサービス開始5周年を迎えたことを機に「数字で見るLINE BITMAX」と題したデータを公開している。
データを見ると、LINE BITMAXは業界平均と比較して20代の投資家の割合が22%と高くなっているという。また全ユーザーの約8割が男性。
注目すべきは、2023年7月に開始されたPayPayマネーとの連携サービスの影響。連携によって、PayPayマネーを使用して暗号資産の購入や出金が可能になり、同社によると、2023年10月〜2024年8月に新規口座を開設したユーザーの多くが、PayPayマネーでの購入機能を口座開設理由にあげている。
さらに、2023年7月〜2024年8月までの約1年間で、暗号資産購入件数の約30%がPayPayマネーを利用したものだったという。前年同期比では、PayPayマネーでの購入件数が205%増、購入金額が295%増加している。
LINE BITMAXは現在、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックス・アール・ピー(XRP)など7種類の暗号資産を取り扱っている。
国内の暗号資産口座開設数は1000万口座を超えた。開設数の増加には、メルカリのサービス内でシームレスなビットコイン取引を可能にしたメルコインの口座数増が大きく寄与している。
一方、PayPayは8月時点の登録ユーザーが6500万人を超え、日本のスマホユーザーの約3人に2人が利用していることになると発表している。
|文:栃山直樹
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