トルコ、株式と暗号資産への追加課税計画を棚上げ:ブルームバーグ
  • ジェブデト・イルマズ副大統領が、株式取引と暗号資産の利益に対する課税につながる追加の税制パッケージを進めないことを決定したと述べた。
  • 6月にトルコ政府は株式課税計画の延期を決定していた。

ジェブデト・イルマズ(Cevdet Yilmaz)副大統領は23日にブルームバーグに対し、トルコが株式取引と暗号資産(仮想通貨)の利益に対する課税を行うことにつながる追加の税制パッケージを進めないことを決定したと述べた。

イルマズ副大統領は、「株式税は議題となっていない。以前に議論されたが、議題から外れた」とした上で、今後の当局者らの焦点は税制優遇措置の「縮小」になるだろうと述べた。

トルコ政府は6月、追加課税のニュースによる国内株式市場の下落を受けて、株式課税計画の延期を決定していた。

メフメト・シムシェク(Mehmet Simsek)財務相が当時X(旧Twitter)で、「株式取引所に対する税制の草案策定を一時的に延期し、関係するすべての当事者からのフィードバックに沿って再評価する」と述べた。

イギリスや日本など世界各国が、暗号資産に対してどのように課税するのが最善か、そして何らかの改革が必要かどうかを検討している。

トルコ大統領府はCoinDeskのコメント要請にまだ応じていない。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Turkey Shelves Additional Plans to Tax Stocks and Crypto: Bloomberg