オーストリアのAssetera、トークン化RWAプラットフォームにポリゴンを採用
  • ブロックチェーンベースの金融商品への投資および取引を行うAsseteraは、現実資産プラットフォームの強化にポリゴンを採用した。
  • オーストリアの規制下にある同社は、MiFID IIとVASPの両方のライセンスを保有しているが、MiCA基準を満たすためにアップグレードする計画である。

ブロックチェーンベースの金融商品への投資および取引を行う企業であるAsseteraは、二次市場の現実資産(RWA)プラットフォームを強化するためにポリゴン(Polygon)を採用した。

このプラットフォームは、規制されたデジタル取引の場で、証券、ファンド、マネーマーケット商品などのトークン化された資産を提供する。

Asseteraは、取引の安全性を確保し、購入、清算、決済にステーブルコインを活用して、プロセスを迅速かつ効率的に行うために、イーサリアムのスケーリングネットワークであるポリゴンを採用する。

オーストリアの規制下にある同社は、MiFID II(第2次金融商品市場指令)とVASP(仮想資産サービスプロバイダー)の両方のライセンスを保有しているが、暗号資産市場規制法(MiCA)の基準に適合するようアップグレードする計画だ。これにより、欧州連合(EU)全域でのサービス提供が可能になる。このプラットフォームはリテールおよびプロフェッショナルの顧客の両方に開放されている。

トークン化とは、債券や商品などの伝統的な金融資産をトークン形式でブロックチェーン上に置くことで、それらの購入、売却、取引をより迅速かつ透明性の高いものにすることを指す。この市場が今後数年間でどれほどの規模になるかについては、さまざまな予測が立てられているが、多くの人が、この市場が数兆ドル規模のセクターになるだろうということに同意している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Blockchain-Based Investment Platform Assetera to Offer Tokenized Assets on Polygon