「パレットトークン(PLT)」の発行体であるHashPaletteは、Palette Chainが将来的にAptos Networkに統合され、PLTは「アプトス(APT)」に交換される予定であることを発表した。この発表を受けて、PLTを取り扱う暗号資産(仮想通貨)取引所各社は、それぞれの対応方針を公表した。各社の対応は以下の通りである。
Coincheckは、PLTの取扱い方針を現在検討中であると発表した。同社は「HashPaletteのプレスリリースには『パレットトークン(PLT)からアプトス(APT)への引き換えについては暗号資産交換業者における実施を予定』との記載がありますが、当社がかかる引き換えに対応するか否かは現時点で未定」と述べている。
PLTとAPT双方を取り扱うBitTradeは、利用者保護を最優先に考慮した対応方針を検討中であり、今後の方針については改めて告知するとしている。
同じくPLTとAPT双方を取り扱うOKJは、交換等について全面的にサポートする方針を表明した。交換レートや条件に関する詳細は、確定後に告知するとしている。
CoinTradeは、PLTの取り扱い方針について現在検討中であると発表した。PLTからAPTへの引き換えに対応するか否かは現時点で未定であると述べた。
PLTおよびエルフトークン(ELF)を取り扱うbitFlyerは、両銘柄の取扱いを継続できなくなるリスクがあることを通知した。HashPaletteに対して、主要株主の異動によってPLTおよびELFの取扱いに影響が出ないように対応を求めているが、現時点で明確な対応策が示されていないと述べている。
|文:栃山直樹
|画像:Coincheckウェブサイトから(キャプチャ)