マトリックス法によるテクニカル分析(2024/10/10)どちらかと言えば下?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は2.5。前回「どちらかと言えば上」だが「引き続き970万円近辺がレジスタンス」と申し上げたところ、一旦上昇したが、970万円手前で上値を押さえられた。

パターン分析では三角持ち合いをどちらに抜けても不思議はなく、3度目の正直で970万円トライ、サポートラインを割り込み855万円の半値押しまで調整、855万円割り込みダブルトップ完成し750万円を目指す、の3つのシナリオが考えられる岐路に立っている。

そうした中、MACD・RSIがダイバージェンス気味で、どちらかと言えば下か。上値トライには、もう一度855万円にサポートされる必要がある気がする。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析

前回はダブルトップのネックライン970万円に跳ね返され、ちょうど半値押しとなる855万円にサポートされていたところで「1回目のトライでレジスタンスに跳ね返され、半値まで押し戻されるのは良くあるパターン」で「どちらかと言えばトレンドラインにサポートされて上方向」「引き続き970万円近辺がレジスタンス」と申し上げた。

その後、相場は上を目指したが、970万円手前で跳ね返されている。まさに「どちらかと言えば上」の展開となった。

次の焦点は三角持ち合いのサポートラインで下げ止まれるか。ここを凌げれば、3度目の正直で970万円突破もあり得るが、下抜けると再び半値押しの855万円でサポートを試しに行く展開となりそうだ。更にそこを下抜けるダブルトップが完成、750万円の全値戻しをトライする形となるなど、3つのシナリオの岐路に立っている。

評点:3

移動平均線

移動平均線

再び970万円近辺の200日移動平均線に上値を押さえられ、デッドクロス寸前。

評点:2

一目均衡表

一目均衡表

まだ3役好転継続中だが、このまま横ばい推移でも来週中に遅行線がローソク足を下抜けそうで、それほど強い印象は受けない。880万円近辺の雲の上限がサポートか。

評点:4

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

スクィーズで上昇トレンドが解消。

評点:3

MACD

MACD

デッドクロスがダマしなのか、はっきりしない展開。ただ、ローソク足は横ばいなのにMACDは下げ始めており、弱気のダイバージェンス気味なのが気になる。

評点:1

RSI

RSI

50近辺だが、ローソク足は横ばいなのに、RSIは低下し始めており、ダイバージェンス気味。

評点:2

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測をおこなうものではありません。
※発信された情報に将来の予想が含まれることがありますが、発信者個人の見解であり、またその正確性、信頼性を保証するものではありません。投資の最終判断は、ご自身で行っていただきますようお願い致します。