米Stripeがステーブルコイン事業を強化、11億ドルでBridge買収

暗号資産(仮想通貨)ビジネスへの進出を狙う米決済企業ストライプ(Stripe)は、ステーブルコイン決済プラットフォームのブリッジ(Bridge)を11億ドル(約1650億円、1ドル150円換算)で買収すると、米メディアのテッククランチ(TechCrunch)の創設者、マイケル・アリントン(Michael Arrington)氏が20日、Xに投稿し、その後、ストライプブリッジの両社が認めた。

ストライプの共同創業者兼CEOのパトリック・コリソン(Patrick Collison)氏は、Xに次のように投稿している。

「ステーブルコインは金融サービスのための常温超伝導体だ。ステーブルコインによって、世界中の企業は今後数年間でスピード、カバレッジ、コストの大幅な改善の恩恵を受けることになる。ストライプは、世界最高のステーブルコイン・インフラストラクチャを構築する予定であり、そのために @stablecoin(編集部注:ブリッジのXアカウント)を@stripeに迎え入れることができてうれしく思う」

8月末に5400万ドルの資金調達を行ったブリッジは、米決済大手スクエア(Square)と米暗号資産取引所コインベース(Coinbase)での経験を持つザック・エイブラムス(Zack Abrams)氏とショーン・ユー(Sean Yu)氏が設立、スペースXやコインベースを顧客に抱えている。

ブリッジは以前、ブロックチェーンにおけるストライプを目指しており、さまざまな開発者が活用できるグローバルシステムを構築すると述べていた。

一方、ストライプは米サークル(Circle)が発行するステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を通じた暗号資産関連サービスの拡大を検討している。

米CoinDeskは両社にコメントを求めているが、当記事執筆時点までに回答はなかった。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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|原文:Stripe in $1.1B Acquisition Deal for Stablecoin Platform Bridge